04s GUCCI

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04s GUCCI
04s GUCCI
ID : MLE00000104
Designer : Maison vintage
Price : Sold


size 46
肩幅:44cm
身幅:52cm
ウエスト:46cm
袖丈:65cm
着丈:61cm
material lamb leather
color Burnt camel
condition A ヴィンテージレザー特有の風合いが生じておりますが、全体のムードとして御認め頂ける範疇と存じます。

80年後期、ドーン・メロー女史がグッチのクリエイティブディレクターを担当した後、90年〜04年までの約14年間、当時は経営不調と囁かれていた流れを見事に払拭し、グッジオグッチの息を吹き返させたキーパーソン、トムフォード氏。その後は、05年にフリーダジャンニーニ女史がレディースのクリエイティブディレクターに就任、安定期を齎し、現在はアレッサンドロミケーレ氏により新たな歴史を築いております。トムフォード氏のクリエイションは、グッジオの世界観を丁寧に内包しながらも、氏の感性を見事に昇華させた圧倒的なる “才質” が全的に表出された素晴らしい内容で御座います。その実際的な仕事と、事実作品として残り続ける痕跡(表現)は、紳士服飾史においてなくてはならない区分であると見解に到達し、この場を借りてご紹介が叶いますことを大変有難く思います。

本作は、氏がメインデザイナーを去る直前のシーズンである、ラストコレクションイヤーに発表された逸品。彼が関わったコレクションの集大成とも云える70年代を象徴するその内容は、それこそ紳士服飾史に確実に刻まれる素晴らしいもので御座いました。そして、其のコレクションの中枢を担う太軸として抽出されたひとつの世界こそ、60〜70 年代に生じた文化的な流れによって後のファッションとスタイルに明確なる影響を与えたレザーカルチャーの中でも圧倒的な存在感を誇る「East West Musical Instruments Campany」で御座います。East Weatは、1967年にサンフランシスコで設立された会社で(元々楽器を製作していたためタイトルの一文が正式名称で御座います)、長い服飾史に対して約10年という短い期間しか存在しておりません。時代特有の社会,風潮,習慣などがダイレクトに反映されたデザインは、現代ではなかなか生み出せない特異性を極限まで盛り込んでおり、East Weatの構築するデザインやスタイルは、まさにカルチャーそのものと代替しましても過言では御座いません。『 伝説的 』 と言って差し支えない同社において、名作ととして名高いモデルの一つ ” Smoke ” が、本品の教科書となっております。それは真似事など幼稚で空虚な言葉には決して当てはまらず、しかしながらあまりにも忠実に創られているため、それは「再現」という言葉すら叶う、精確さで御座います。故に推測が叶う、選出したバイブルへの絶対的な「敬意」の表れでしょうし、そこにソルト&ペッパーのように注がれたトムフォード氏の施しと、護り抜かれたひとつの世界は、まるでこの1着を魅せるためにコレクションを構築したかのような存在感を誇り、「名作」から脈々と受け継がれた最終着点でもあるように、「傑作」と呼ぶにあまりにも相応しいお洋服で御座います。

イタリアンモードの頂点の区域に君臨し続けるGUCCIが誇る見事なラムレザーは、柔軟さと習慣性を限りなく突き詰めたように柔らかで強いコシを具有。特注で某メーカーより作り上げた重厚感のあるジップ、控えめに支えるバックル。文句のつけようもないほど美しい仕立て。テーラリングのようなアームの曲線美。慎重な縫製。ひとりの男がレザーとボストンバッグを抱えて旅をしている様が容易に想像できるような見事なまでの現実性。隙のない裏仕立て。 ” Smoke ” のシンボルである背面の太陽には、脱いだとき剥き出しにならない丁寧な配慮こそ、氏がこの世界に、East Westに向けた敬意を視認できる痕跡のひとつでしょう。焦げたキャラメルのように香ばしく豊潤なキャメル。実効性のあるジップによるハンドウォームのポケット。ベルトによる左右に設置されたコンパートメント。どのチャンネルをどう切り替えて検証しようとも、硬質な実態として鮮明に佇む姿は、総じて申し上げましても、やはり「傑作」そのもの。

しつこいようで恐縮ながら、コレクティブな目線ではなく、リアルクロースとしまして是非ともご検討頂きたいと存じます。この1着を、なんの躊躇も、スタイリング構成案も持たず、まるで日々の習慣物であるかのように袖を通して頂きましたら。Diaryへのエントリーもございますので宜しければ。 此方も合わせてご覧下さい。