early80s Gianni Versace

early80s Gianni Versace
early80s Gianni Versace
early80s Gianni Versace
early80s Gianni Versace
early80s Gianni Versace
early80s Gianni Versace
early80s Gianni Versace
early80s Gianni Versace
early80s Gianni Versace
early80s Gianni Versace
early80s Gianni Versace
ID : MJA00003313
Designer : Maison vintage
Price : Sold


size 肩幅:48cm
身幅:54cm
ウエスト:48cm
袖丈:67cm
着丈:79.5cm
material wool65% × rayon35%
color Pansy
condition A 全体として綺麗な印象です。

ヴェルサーチの創業者であり、写真家の顔を持つ、故ジャンニ・ヴェルサーチ氏は、1978年にミラノに拠点を築く。ミラノコレクションにおいてはクラシカルとモダニズムを共存させる超然的な構成を得意とし、そこには鮮やかで官能的なカラーテキスタイル、エキセントリックだが合理的な主張が内包され、世界的称賛を獲得する黄金期がまさに80年代。哀しき事件によって今は見ることが叶わない、氏の見事なイタリ美学を、常軌を逸した魅力を、少しばかりでも触れて頂けましたら何よりに思います。

本品は80年代初期頃の氏による作品。古き良きイタリテーラーのように全体として縦長なシルエットで御座います。ベンツはなく、都会向け。ラペルは細く、長めに設計され、釦の位置も下部。袖丈は長めにとられており、同国GUCCIのメインデザイナーを経験したトムフォード氏のテーラー哲学がイタリアにあるように、手首を隠す男性的官能性,色気を表現したスタイルは、正統的で質実剛健な英国テーラーでもなく、フレンチモダニズムが感じられるボックスシステムでもない、やはりイタリアの内容が保存された1着で御座います。そして御素材ですが、主要要素のウールに、レーヨンを3割織り混ぜることにより獲得された圧倒的な柔軟性と、見事なコシ。やはり「コシがある」という表現が適当であるように思います。ある種の「弾力」という性質も当て嵌まりましょう。故に表出される生地本来の強さは、繊細でデリケートな種類のものではなく、長期的関係を現実的に可能にした、プラクティカルで恒久的なジャケットで御座います。そしてクラシカルな要素に注いだ美しきカラーチョイス。プレタポルテの世界において過去を遡りましても「とても少ない」と「ほとんどない」の中間くらいに位置するように、超然的かつ洗練されたお色でしょう。さらにパンジーは日本表記で「菫」。菫の花言葉が「謙虚」で御座いますので、皮肉めいた内容を副次的な魅力として御含み置き頂けましたら。

フィッティングとしまして、175cm以上の方、若しくはイタリア表記48相当の方、あるいはロベルトベニーニのような柔らかいムードをお持ちの方に丁度宜しくお召し頂けるものと存じます。御眼鏡に叶いましたら是非。