80s Ermenegildo Zegna

80s Ermenegildo Zegna
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80s Ermenegildo Zegna
80s Ermenegildo Zegna
ID : MJA00003396
Designer : Maison vintage
Price : 73,440円  On Stock


size 身幅:60cm
袖丈:49cm(脇下計測)
着丈:69cm
material cotton98% other2%
color Multi color
condition A 全体として綺麗な印象です。

1900年初頭に創業。イタリアはミラノをメインフィールドに展開する「Ermenegildo Zegna」。元はファブリックメーカーからの成り立ち。イタリの古き良き素晴らしいハウスです。最上質な生地の提供のみならず、パターンオーダーにも心血を注ぎ、ハウステーラーを見事に確立させた同社は、スーツやテーラーの具体的イメージが強いのは謂うまでもありませんが、70年代直前にはプレタポルテにも堂々と参入。テーラーリングを得意とする同社の仕立ての内に「スポーツ・ジャケット」が存在していたのは、他メゾンが生産域を拡大していく80年代という世界に照らすと、稀有な選択ではないと理解に及びながらも、同社のハウスファッブリックから綿密に作り上げられるスポーツジャケットを上から下に目を移すだけで感興を抱いてしまうのは、記憶の中にほとんど存在しない実相であるため、と、簡潔的な理由を先ず申し上げねばなりません。

兎にも角にも、素晴らしい洋服であると起因する理由の大部分は「生地」であると認めることができましょう。触れると確かに感取するリネンのテクスチャー、おおかた経験による判断で御座いましたが、品質表示に目を落とすと98%を支配するコットンの印字。膨大な時間を生地開発に注いできたであろう同社のプライドや某仏メゾンの信頼を確保した例えばのスケールを感じますが、その軽やかさやフィジカルな清涼感のみならず、テキスタイルも見事。時間を吸収したようなミリタリーカーキ、グレイ、力強いグリーン、そして効果的にかつ整合的に選定されたポピーレッド。おそらく現在では生産されていない種類のファブリックであるように思うので、先ずはこの「生地」というポイントを存分にお愉しみ頂きたい心持ちです。

サイクリングジャケットのようにハンドウォームに並列して設置されたチェストポケット。比翼の前立て。アーム設計が成す緻密な空間支配、身体に沿わせた際に発動する固有の規律や立体美。その造形の色気こそ、パターンへの追求と考証が際限なく行われている同社のプライドの顕れであり、テーラーという世界の外においても尚、渾身のスポーツジャケットとしてその品位が保たれた素晴らしき実例のように思います。Diaryへのエントリーもございますので宜しければ。 此方も合わせてご覧下さい。