late70s Yves Saint Laurent

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ID : MBA00000162
Designer : Maison vintage
Price : 92,880円  On Stock


size W55cm H22cm D23cm
持ち手:11cm
material canvas & leather
color Maroon
condition A ヴィンテージ特有の小傷等御座いますが、風合いとしてお認め頂ける範疇です。

プレタポルテが発足した1960 - 70年代頃のメゾンヴィンテージに出逢えたとしても、そのほとんどは WOMENS アイテム。それは当時のメゾンモードが “ 女性のための存在 ” だった事に起因しますし、衣服を媒体とした美しさへの追求を民主的に可能にしたプレタポルテという世界では、今でも尚、“ 女性のための、 ” と解釈致しております。女性はどの時代でも常に美しく存在し、男性は傍らから支える。この解釈は古典的見解ともいえますが、美しい女性の存在こそ、男性の紳士性と力強さ、故の、男性的美しさを際立たせますし、成り立つものであると個人的見解も置かせて頂きます。論線を戻しまして、プレタにおいて爆発的な発展を魅せた80年代、それ以前、60-70年代メゾンモードの世界では(現代と比較しましても尚更)ジェンツに向けた作品というのは限りなく少ないことは上述の通り、あるいはプレタポルテの発展に素晴らしい躍動を与え、概念の成形化という意味でも一翼を担った、帝王ムッシュ・イヴ・サンローラン氏の男性へ向けた表現というのは、突出して「限りなく少ない」内容で御座います。おおかた衣服に関しては論を待たず「限りなく少ない」世界でありますが、謂わずもがな “ 紳士用バッグ ” ともあれば、出逢いは見事に叶わず、目に触れることすら困難であると申し上げましても決して誇大ではないように思います。

本作は、70年代後期頃生み出されたムッシュの傑作中の傑作品。現在、2型の大きさを確認致しておりまして、本作より二回り大きい形、そして圧倒的日常仕様の本作。いずれにしても “ Y ” を主体構成とした、極・紳士的ともいえる、「ボストンスタイル」で御座います。80年代以降プレタがおおいに発展し、広域化した時代における同社紳士用バッグにつきましても同様に、“ キャンバスとレザー ” という一貫した構成プログラム。あらゆる方面へのうごきに対応するキャンバスの暴力的な力強さと、時間を吸収していく変調を深いところで受け入れるレザーの許容力。あまりにも実践的な素材の精選は、無骨かつヘヴィデューティな要素が全的に表出した内容でありながら、底面に設置されたごろりとした鋲、持ち手と本体をつなぐエッジな金具、あるいは通常採択しないであろうサイドに伸びた計算的なフィルム、外形、何より、香ばしいフランス的なマルーン色こそ、驚異的なモダン性が保存された実相に票を投じております。

メインコンパートメントに、フラップポケット、ジップポケット。その見事な収納力は、メゾンヴィンテージとしての希少性に上書きするほど実践的かつ完結的な『道具」で御座います。収納物を入れなければ、マチ部分サイドのキャンバスが重力で折り畳まれるシステムとなっており、クラッチとして抱えて頂くのも。是非ともデューティーに力強く、ご愛用頂きたい作品であります。御眼鏡に叶いましたら是非。