60s France
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ID : MJA00003445
Designer : Work
Price : 45,360円  On Stock


size 肩幅:48cm
身幅:52cm
袖丈:66cm
着丈:74cm
material cotton
color Burnt Umber
condition A dead stock

作業着/仕事着の枠を超えた美しさが表出した衣服が多い、ことフレンチワークにおいては、モード/メゾンの世界では教科書として賢察され、紳士服飾史の発展に一躍を投じた存在と謂いましても過言ではないでしょう。

本作は、生産環境がより整われた50年代以降、60年代に仕立てられたテーラードジャケット。クラシカルでもなく、近代的でもないミッドセンチュリーの魅力が感じられる素晴らしい衣服が多い本年代。本作は当時「テーラー職人が着用するためのテーラード」として仕立てられた逸品で御座います。故に、通常フレンチワークにおいて出土するコットンテーラードが有する細部とは異なる特質性をもった本作でありまして、背面ウエスト部分の充て地や、前方釦の広い感覚幅、何よりダーツの位置/数が、具体的要素として挙げられるでしょう。フィッティングバランスは身体全体で着用する均衡とは違い、肩で乗せて重力で沿わせるクラシカルな選定。本来の目的がテーラー職人の作業着であることに起因するのでしょうが、全体としてゆったりとした空間支配が保たれ、心地よく構えることを実現した仕立てで御座います。しかしながらショルダーラインからアームにかけての流動的かつエレガントな造形/フォルム、各所に施された無数のダーツが、脱力感を一切与えない要素として見事な平衡を保ち、テーラードとしての緊張感を保存させております。(ラペル裏や、袖下の脇から前身頃ポケットの中まで伸びた直線には驚きました。)それを構築美と呼ぶにはいささか表面的とも思いますが、全体の大きさ=快適性と、ダーツによる空間制御の均衡バランスこそ、綿密な計画性、整合的な設計美として認められましょう。

オリーブ系統のアンバー色、頑丈なコットン地、背抜き仕立て、パッチポケットと、インフォーマルな要素も伺えるテーラードジャケットは、エレガント×ビューティーの実例として心より推奨致します。dead stockの出逢いで御座いますので、永い歳月をかけてじっくり向き合って頂けましたら幸いです。御考察の程を。