1951s British

1951s British
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1951s British
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1951s British
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1951s British
1951s British
1951s British
ID : MJA00003563
Designer : Other
Price : Sold


size 身幅:59cm
袖丈:44cm(脇下計測)
着丈:117cm
material wool
color Bronze × Yellow Ocher × Buff
condition A 小穴に対する修繕箇所等、各所に確認できます。年代、外套としてのはたらきを鑑みまして、良いコンディションと判断出来ます。特注製のホーン釦に対し、トップ釦のみ過去オーナー様の選定で近しいホーン釦に変えられておりますが、カラートーンが同等で見栄えに差し支えは御座いません。

弊店においてご提案をさせて頂きたい「Tweed / coat」という限定的区分は、あるいは希望として設定させて頂いている一線要素においては、テキスタイルとしての其れではない粗野で力強いツイード本来の実際能力、中に着ている衣服とオーナー自身を外気や埃,雨風から護る外套(クラシカル見地においてのオーバーコート)本来の実際能力、そしてビックフォルムのみに終結しない美しいフィッティング・プロポーションの具有、の3点を勝手ながら設けさせて頂いております。 上記項目では年代、区分(メゾンやワークetc)などで隔てを設けず、基準を見事にクリアした個体のみの精選のため、謂わずもがなフラットに希求しておりまして、例のよって量産体制期の個体ですと、粗野なツイードはクリアできたとしましても項目3つめのプロポーションすら、粗野で素朴である実相も否定できず(それが悪いということではなく)道中困難なここ数年ばかりでしたが漸くをもって獲得した個体一例が、1951年製、英国はテイラードハウスが仕立てたビスポークで御座います。

雨天が多いため湿気の吸収と放出に優れ、また織りの中では随一の物理的強度を誇る太さのある羊毛をたっぷり使用した斜文織り=ツイードの採択は、そもそも英国発祥ということもあり、同国ビスポークの中でもポピュラーな事例と思いながら、実際にはキメの細かい織りや繊細かつ上質な羊毛のみで織られた生地を採択することも多く、そもそも出土獲得が困難なビスポーク/パーソナルオーダー品の中で、フォーマルピースではない、習慣的ベクトルの中で純然たる外套としての働きをするツイードコートとなれば極めて希有な存在と先ずはお含み置きの程を頂けましたら。横一列に生産されたものではなく、独立的な詳細をもつ本作に関しては、文頭項目を完璧にクリアした素晴らしい個体で御座います。粗野でフィジカルな強さを魅せる生地のたっぷりとした分量、それは地厚なフランネルスーツの上からでも着用可能な懐である事、そしてベルトでウエストを絞る仏的美学もなく、ショルダーと上半身に乗せて着るオーバーコートとしての機能は、英国らしいチェスターフィールドスタイル。しかしながらそれらの分量、ボリュームに対して極めてミニマムな襟型とのバランスは大変素晴らしいもので、ショルダーフォルムに丸みを持たせるクラシカルパターン(構築的なテイラードの上から着れるように、そして男性らしいショルダーフォルムの獲得が狙い)は、生地の重さが功を奏し、程よく馴染む着用感取と、気持ちよく前振りした曲線美が脇付近に嫌な澱みをつくらず、ドレープとして成立させる着地点。 確実に市販されていないであろう特注製の巨大なホーン釦、ハンドウォームポケットの中に張られた細畝のコットンコーデュロイは、ベロアのような質感を確保し、精巧なターンバックルカフも含め、ビスポークとしての詳細が生きた実相。

今現在は織られていないであろうテキスタイルパターン/明度のあるカラートーン、其の粗野で力強い此のツイードこそ、修繕を繰り返しながらひとつの道具として常用頂きたい心持ち。メインストリームの有無ではなく、ひとりの男性と1着の外套として、是非御賢察頂きたい所存です。Diaryへのエントリーもございますので宜しければ。 此方も合わせてご覧下さい。