early1900s British

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ID : MJA00003587
Designer : Antique
Price : Sold


size 肩幅:41cm
身幅:46cm
ウエスト:44cm
袖丈:61cm
着丈:93cm
material wool
color Lamp Black
condition A 年代を考慮しましても素晴らしいコンディションです。

antique / bespoke(=tailored)の世界で、ましてやコートという区分で、コスチュームにならず純然たる外套として向き合える,見事なプロポーションを備える個体との出逢いは大変貴重で御座います。整合的で合理的な近年の生産システムとは真逆に在った1930年以前の其の世界は、生地から織り上げる、1ではなく,0から100を生むビスポークも、富裕層にとっての人生行為なわけでありまして、ミッドセンチュリーから近代にかけて発達した生産環境や新しい基準、ルールから生み出されたテーラードの骨組み、あるいはより良いとされる生地の提供、いずれも素晴らしい発展区分と理解に及びまして、だからこそアンティークとの相違点として述べれるのは設計的御仕立ての他に “生地” と “フィッティング/アプローチ” に尽きます。当時の織り機でしか生産できない生地は、ヴィンテージ/ツイードと同義、湿気を吸わせたウール地こそ目がぎゅっと詰まり,基本的に “とても強い” に限定できるほどヘヴィデューティに向き合える、雨にも打たせて頂ける、タフに付き合える、今現在では再現不可能と謂われる明確な魅力点と憶います。此の特異的な生地をそのままAntique woolと呼ばせて頂いております。一方で、構築的で立体的なメイキングながらパッティングが仰々しくないナチュラルな見栄えと、包み込まれる確かなショルダーフィッティングを基底に “肩に乗せて着る” が正解とされるアプローチ、以上をすごく美しいとして90年代、アンティーク・テーラードにペンキコーティングを施して発表したMaritin Margiela氏の提案も説得力のあるものでした。

本作は1900年代初頭のイギリスの地でビスポークされたショートコートで御座います。裾がやや広がるカッティングとパターンメイクは、乗馬の際に快適に愉しめるよう意図された riding / ライディングホース 仕様も英国ならでは。整合的かつ集合的な4つ釦、ミニマムに制御された襟型、ショルダーと脇をしっかり包み込むフィッティングアプローチから綺麗に湾曲するアームフォルム、初見フレンチと見間違えた裏地の赤は柔らかなコットンの構成。生地が大変素晴らしく、1930年代以前のアンティークウールは粗野でざらついている強力なテクスチャーを目に致しますが、本作は伊製高品質羊毛と判断難しい程ほど、繊維が細い原毛を綿密に織り上げたようなネップと力強さと良質が伺えるの素晴らしいファブリック・タッチ、同年代の中でも 上澄み とご認識頂いて差し支えない品質で御座います。

くたくたの革靴にジーンズでも成立するように、アンティークでは其のカジュアルエンドまで受け入れるかどうかが前提論として重要であり、そもそも脇までしっかりとジャストフィッティングを成すコートがどれほど暖かなものか、そのように純然たるコートとしてご検討頂けましたら幸いに憶います。 Diaryへのエントリーもございますので宜しければ。 此方も合わせてご覧下さい。