1983年に製作された C.P.Company の一着は、見慣れたとて退屈に成らず、着こんだとて飽きることなく、いつまでも街中においてもランウェイにおいても COOL で、とにもかくにも実用的なアヴィエイター・スタイルのボンバージャケット。
皆様、ボンバージャケットはお好きでしょうか？御愛用の御方も多いことと思いますが、実はずっと探しているんだけど、これぞが。。。という御方も実は居られることと存じます。

一見ベーシックを飛び出していないようで絶妙に練られた Massimo Osti による Chester Perry のフィロソフィー。まず袖を通して肩に乗せた時にガツンと感覚を揺さぶるそこはかとないテーラーリング的な美意識印象に驚きまして、袖の接続にその心意気が注がれていることに自然と目が向きます。
フロントポケットの2重仕様なんて御覧の通り絶妙ですが、襟元にも御注目頂きたく。一見ハイカラ―のようでレギュラーカラーの形状にも無理なく変化させられる創り込みとスタイル性は、これらのスタイルではその実とても珍しいアレンジではないでしょうか。その襟裏とフロントジップのテープアレンジなども、唸らざるを得ません。エレガントなニュアンスを絶妙味付けしてくれるさりげない光沢感なんか、流石です。

モードの世界において、ハイファッションのデザインにおいて超王道を行くアヴィエイター・スタイルのボンバージャケットですが、本品は決して格好つけ過ぎてない、ましてやエイティーズムード特有の強さと野暮ったさが在るように感じられつつ、格好つけ過ぎておらず気取っていないにも関わらず絶妙に品が良く格好良く、大人で何より高いクオリティーエナジーを感じさせてくれる一着です。スタイル性においてもファッションとしての足し算・引き算においても特に完成された印象ですので、これまでたっぷりとボンバージャケットをお楽しみ頂いた方にも、実はずっとお探しの方にも等しくご推薦が叶います。

サイズ表記は50。その数値らしい着方はもちろん現代感覚のオーヴァーサイズも当然可でございます。