1838 年、世界初のオーダーシャツ専門店としてフランスの地に創業の皆様ご存じ Charvet (シャルベ) 。
王室などの世界最高品位と関わった経歴に相応しい 100 年以上変わらぬ上質なクリエイションは、襟付きシャツそのものの土台を構築したといっても差し支えなく、( 特級に ) 上質なシャツの専門メーカーとしても別格な存在として弊店はかねてより不定期でそのヴィンテージの世界を御提案させて頂いておりますが、一貫して感じるのは、それらを今の装いとした時の“ スタイルの多様性 ”です。

元々はフォーマルであったりドレスといった、ハイエンドと申しますかハイクラスなベクトルが主でしたので、例えるならばビジネスシーンであったりそれこそパーティー的なシーンであったりを軸として活用される機会が多いメーカーですが、弊店は想うのです、“ その枠だけに納めるのは勿体ない ”と。
更に勝手を言えば面積の低いヨークだからこその曲線美 ( ＝構築の難しさ ) や、極細縫い代の猛烈に寡黙な美麗さなどの最上質シャツたる要素性は“ 遊んだ装いにてより際立つのではないか ”、と。

本品も紛れもなく Charvet-standard を名乗れる一着で、かつ永遠に魅力的で在り続け何枚もクローゼットに納めておかなくてはいけないホワイトカラーですが、シャドーストライプの存在感や、特に爽やかで滑らかなコットンテクスチャーなど、第一ボタンまで留めて綺麗にタックインしてetcetcな大正解な着こなしはもちろんのこと、第一ボタンのみならず第二ボタンまで外してetcetcな不良な着こなしと空気を妄想でずにはいられないクリエイティビティです。

どちらにせよマストピースで在ることには変わりません。こちらはやっぱ白シャツって良いなぁと想いながら袖を通してみると、想定の何倍も白シャツって良いなぁと思わせてくれる逸品です。